断層探検1
電位計到着
 サンハヤト製「イージーロケーター」を購入しました。上端から5cm離れた物体の電位を測る測定器です。プラズマボールを測定すると少し値が上がりました。これ以降、強い味方となった、現代のダウザー必携のアイテムです。


ド○えもんでもおなじみの
ダウジング







(無断転載失礼)

飯田線中部天竜駅、出馬駅から浦川、さらに佐久間 2012.1.14

 中部天竜駅周辺、出馬駅から浦川の町まで、そして佐久間駅周辺を調査しました。
まず中部天竜駅で途中下車し、駅西の橋を渡って町を南下し、つり橋を渡って前回訪れた緑色の崖まで、ぐるっと一周測定しながら歩いてみました。
つり橋の南側から北東を望む。右端が緑色の崖です。
こちらの岸はややプラスの電位でした。




緑色の崖
−1.0kVとやや高い電位です。線路が関係しているのかと思いましたが、架線柱などは0でした。ここはかなり怪しいですよ。

次に出馬駅へ移動。
北上します。
この辺りは0kV。

丘を切り通しが突き抜けます。
だんだん電位が上昇してきました。


驚愕の+1.7kVを記録。
この日最高です。


来た道を振り向く。
やはりこの辺に断層があるようです。


この周辺全域+1.0kV前後です。

もうお気づきでしょうが、測定器は地面に向けなくても、全方位でほとんど電位は変わりませんでした。電位の中心が地下深くにあるとすると説明がつきます。距離5cm換算の測定器なので、正確な電位は不明ですが、以後も電位計の指示通りに記述することにします。

神社発見。
119系がやってくるので橋梁へ撮影に向かいました。

戻ってくると電位消失。不思議

神社から北へ続く道を行きます。
妙にくねくねしていますが、地質がもろいので無理せずに等高線に沿っているのでしょうか?

その後自分の居住地のすぐそばにも断層がある事を知りました(灯台下暗し)。そこも妙に道路が蛇行していて不思議に思っていましたが、断層で土地が陥没したせいかもしれません。

道がなくなったので斜面を降りると祠を発見。横を通りながら測定器を見ると数値が激しく変動しています。
youtube 上市場駅近く

これだけ変動すればコロナ放電でオゾンやイオンが発生するでしょう。やはり祠は鍵ですね。

奥の中央部がケルンコルでしょうか?

とすると線路脇の崖崩れは断層直上ですね。
そりゃ無理だ。

ケルンコルの上は+0.4kV
意外にもたいしたことありません。


さらに北を目指します。
写真中央辺りを通るはずです。


その丘の西に神社発見。
100段以上の石段を登ります。ひー。


山の上の神社でした。
この辺りは+0.7kV
石段を降りる途中、遠くから笛のような低い音が聞こえました。測定器を見ると電位が急低下していました。なぜ?

北に怪しい鞍部が二つ見えます。諸説ありますが、佐久間町の案内どおり中央のケルンコルを目指します。
町へ降りる坂道で住民のおばあさんに会いました。中央構造線を調べていると告げると、東北の地震の時は揺れに気付かなかったとか、昔は田んぼだったのに(断層の上に)町が出来たとか、教えてくれました。

浦川駅前は+0.6kV


ケルンコルに近づきます。


上の写真の左端にある岩山は祠のマンションです。これは怪しい。花崗岩や雲母がいっぱい散らばっていました。電位は最大+0.8kV位ありました。
(体力の限界を感じて登頂は断念しました。)

ケルンコルから早瀬駅の213系が見えます。
中央構造線は緩やかな左カーブを描いて左奥へ伸びています。
ここは+0.3kV

浦川駅に戻ると+0.1kV。おや?
どうやら、ゆっくりと電位は変動しているようです。なるほど。


最後に佐久間駅を訪れました。
駅前は−0.3kV

北東のがけ崩れまで来ました。
祠発見。でも電位はほとんどありません。

がけ崩れを少し離れたところから。
+0.1kVです。

この日は電位測定を習熟することが出来ました。測定器は自身の静電気にも影響されるので、後でアルミテープを貼ったり、導電性のヒモを取り付けたりしました。時々、地面に置いて様子を見るのも有効です。

諏訪大社上社  2012.1.15

 翌日は諏訪大社上社を調査しました。茅野駅からスタートですが、やっぱりバスはありません。タクシー代をケチって歩きます。駅の周りは0kVでした。
駅の西の段丘上から上社方面を望む。
急に+0.4kVに上がりました。

しだいに上昇、中央道手前で+0.7kV

前宮到着。ここは地味です。

本殿の周りに御柱が立っています。

+0.8kV。なかなか。

御柱は私説ではコロナ放電の電極、兼避雷針です。
本殿を火災から守っています。きっと、多分。

南方を望む。この先には杖突峠。
ここを通っているはずです。

ここにもセメント工場が。

神長官守矢史料館
昔は世襲の神社長官がいたそうな。

神社長官の専用神社?
ここは結構変動があります。
0.3〜0.7kVまで数分間隔。

本宮到着。
こっちは賑わっています。
神社の中は0.6kVくらいで穏やかです。

本宮前の諏訪市博物館。
展示を見学して外に出ると、電位が大変動しています。
youtube 諏訪市博物館前

翌週に再び訪れましたが同様でした。
youtube 諏訪市博物館前2 (2分経過ごろ)

茅野駅まで歩いて戻ります。
諏訪市・茅野市境界付近で、
この日最高の+1.4kV

柱上トランスはアースされているはずですが、

アースのすぐそばも当然のように電位があります。いいのか?中部電力。
この辺りで接地抵抗はちゃんと取れるのでしょうか?

宮川のほとりも高電位です。

送電線(信濃幹線?)の真下は穏やかです。

大社から遠ざかるにつれて、だんだん電位は低下していきました。
茅野駅はやっぱり0kV。

電位を測るのはいいのですが、何か物足りません。
コロナ放電が起きればオゾンやイオン、紫外線(まれにX線もあるらしい ヒエー!!)が観測できるはずです。
さらにオゾン測定器を購入することにしました。7.5万円!!。これも科学のためです。

水窪と佐久間 2012.1.28

 水窪の二つのケルンコルと佐久間駅の周辺を再訪しました。
カメラはキャノンS100を新調しました。GPS付きで記録が簡単です。
水窪駅で下車。

後で気づきましたが「みさくぼ」は古代神「みしゃぐじ」に似ています。

ふもとは低電位です。

山間に近づくと少し上がりました。
+0.5kV

前回、ケルンコルの下に見えた神社です。
扁額によると諏訪神社のようです。

神社から山に入ります。
入り口は+0.4kV
どっちを進むか迷いましたが、右を進んで後悔しました。行き止まりで崖をよじ登って左の道に戻りました。

その後、舗装道路に出て、すぐにケルンコルの入り口に到着。
衝撃の子安神社突入です。
新導入のオゾン測定器をスイッチオン!
しばらくすると危険レベルとなって赤ランプが点灯しました。ワー!
youtu.be 子安神社のケルンコル

身の危険を感じつつも子安神社まで登りました。オゾン除けのマスクをピッタリ装着します。(オゾンには多分効きませんが気休め)

神社の前で測定。
ケルンコルより強烈です。
電位は+2.0kVをオーバーしました。

あの、この辺で青い光を見たことありませんか?

・・・・・・・・・・・・・・・・あるよ!

えー、やっぱり♪

再びケルンコルに降ります。
オゾンは0.150ppmオーバーです。
自然界の普通のレベルではありせん。

【オゾン濃度の参考値】
 通常大気 0.005ppm
 夏の海や山 0.06ppm
 厚生労働省作業環境基準 0.1ppm以下
 乾燥空気中の半減期 16時間

ケルンコルに立っている木の杭は溶けたようにささくれています。電極として当然でしょう。御柱の本来の用途です。

さすがに危ないので下山しました。
でもあまりオゾン濃度は下がりません。

北のケルンコルにて。
高濃度です。

電車の時間が迫ってきたので駅に急ぎます。
途中、懐かしいビンの自販機発見。現役?

平地は0.0kVです。

電車の音が近づいてきたのでダッシュして何とか間に合いました。
ホームのベンチもそこそこの高濃度。電位計はあわてて取り出したので静電気の影響があるかもしれません。


次に佐久間駅に向かいました。
佐久間駅は電位はほとんどありませんが、オゾンは0.073ppm
そこそこあります。(慣れてしまいましたが異常レベルです。)
正面左のがけ崩れの辺りへ向かいます。

がけ崩れ横に神社発見。
オゾンは0.130ppm

シンプル イズ ベスト。
でもGPSがロストしたままです。なぜでしょう?

がけ崩れ周辺は高濃度です。
0.146ppm
カメラの電池を入れ直したらGPSが復活しました。

がけ崩れを離れます。
この辺りも電位はほとんどありませんが、オゾンは高濃度です。

中部天竜駅に到着。
0.122ppm

緑の崖に三度向かいます。
だんだん電位が上がってきました。
+0.3kV

緑の崖付近の電位は+1.0kV
前回はマイナスでしたね。
オゾンは0.155ppmありえない
実は内心、このオゾン測定器は壊れてる、クレームだ、とあきらめていました。

無駄な一日だったなとブルーな気分で帰宅します。
でも119系なので幸せ。

ところが最寄り駅のホームで再び計ってみるとほとんど0です。
壊れていませんでした。
自宅周辺も0.01ppm以下です。

ああ、手持ちでオリオン座が撮れた。
このカメラすごい。(縮小したので見えません)

オゾンの出所は断層に間違いないでしょう。従来、日光の紫外線で酸素がオゾンに変化すると考えられてきました。日差しの強い海岸や山岳で生成されると。でもオゾン生成に適した波長は184nmだそうですが、この領域の紫外線はオゾン層で遮断されるので矛盾します。
海岸では砂浜と海水の接触で静電気が発生するはずです。そうすると、オゾンは波が砂浜から離れる時の微小な放電で発生するのかもしれません。静電気でくっついた紙をはがす時にパチパチ音がするのと同じです。いろいろ分かってきました。
夢の21世紀に入ってずいぶん経ちます。
たかが地震くらい予知できるようにしようじゃありませんか!


驚愕の下諏訪 2012.1.29

 翌日は下諏訪駅から諏訪大社下社秋宮から春宮、さらに岡谷駅まで歩きました。
中央構造線とはあまり関係ありませんが、糸静線に関係する断層があります。


下諏訪駅は反応ありません。

国道20号に出て東に向かいます。

急に電位が上昇。−1.4kV
断層に近づいているようです。
国土地理院 都市圏活断層図

断層を恐る恐る越えて秋宮到着。

参拝客でにぎわっています。

しだいにオゾンが上昇。
赤ランプ点灯! ここもか!

春宮を目指します。
途中の御作田神社。
境内にお供え用のミニ水田があります。

唖然呆然 0.104ppm
電位も+0.9kV
市街地ど真ん中です。

弥栄富神社のふもと。
オゾンは0.113ppm
電位は+1.1kV

平和なはずの町ですが。
あきれました。

春宮に到着。

こちらも参拝者多数。
オゾンも電位も強烈です。
youtu.be 諏訪大社春宮

ここにも子安神社があります。

すぐ隣に浮島神社があります。
中州にあります。怪しい。

後で調べると、やっぱり、断層直上でした。

やけに放電対策が厳重です。

砥川に沿って南下します。

だんだんオゾンが下がります。

あちこちの祠や神社はほとんど御柱が立っています。

横河川まで来ました。
再びオゾン上昇、0.091ppm
電位も+1.1kV

中央線横河川橋梁。
オゾン 0.139ppm
電位はほとんどに低下、と言うより変動しているのでしょう。

以前、中央構造線推定地とした所です。


強烈です。
オゾン 0.141ppm
電位は+0.2kVと、あまりありません。
と思ったら0〜+0.6kVで変動していました。

夢中になっていて119系を撮り損ねました。

ここでは−0.9kVと反転しています。
オゾンは急に下がりました。

岡谷駅ホームは穏やかです。
まだ赤ランプですが!
電位は+1.0kV。また反転しており複雑です。
後にこの間で糸静線を越えていることを知りました。なるほど納得。

帰宅途中の最寄り駅はやっぱり低レベルでした。

こちらは木曽保健所のインフルエンザ警報についての広報(2/1)の一部です。患者数は諏訪地域が最も少ないようです。
オゾンが0.1ppmもあるとウイルスも細菌も死滅します。細胞壁が化学的に破壊されて、耐性菌も出来ません。
恐らく下諏訪町周辺は昔から感染症が少なかったと考えられます。目や呼吸器には悪影響があるはずですが、諏訪人は太古の昔から電極を活用してきたエキスパートですから耐性があるのでしょうか?
それにしても、なぜ今までオゾン濃度は問題視されてこなかったのでしょうか?
明らかに異常なオゾン濃度を行政は隠してきたのでしょうか?観光地ですからあり得ますね。

その後、県内各地でオゾン濃度が高いことが分かりました。週刊誌などで長野県民の寿命の長さが話題になりましたが、オゾン濃度と関係がありそうですね。

♪空に〜あこがれて〜
ヒロインが入院していたのは富士見町のサナトリウムだそうな。

(2013/11/29追記)




断層探検2へつづく

中央構造線の謎
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